説明
VOSNE ROMANEE 1ER CRU LES ROUGES VIEILLES VIGNES
ヴォーヌ ロマネ プルミエ クリュ レ ルージュ ヴィエーユ ヴィーニュ
当ドメーヌを含め所有者が3人しかいない小さな区画。
特級区画エシェゾーの上に位置する約0.5ha。
粘土石灰質土壌の畑で葡萄は1957年に植えられました。
仕立ては片翼式ギュイヨ方式で1株につき葡萄の房を7~8房に制限しています。
ブリューノ氏は植物保護の地方局と連携しながら、
畑の手入れをリュット レゾネ(減農薬農法)で行っています。
手摘み収穫後に100%除梗。
アルコール醗酵は合成樹脂タンクで自然酵母によって15~21日間行われます。
醗酵温度は最高30℃で温度コントロールにドライアイスを使用。
櫂入れ(ピシャージュ)と液循環(ルモンタージュ)は1日2回行ない、
終盤は1日1回に減らしてタンニンや色素の抽出量をコントロールします。
その後、空圧式圧搾機で圧搾して樫樽で18ヵ月熟成。
新樽率は30%で残りは1~20年樽。
フィルター、コラージュは行わずにロウソクを使ってスーチラージュをしています。
同じくヴォーヌ ロマネ1級の「Les Beaux-Monts(レ ボーモン)」と比べると、
こちらのほうがよりエレガントで繊細な味わいのワインになりやすい傾向があります。
飲む時のお薦めグラス
グラス底部が丸い風船型のグラス。
当主からのヴィンテージコメント
2020
非常に暑かった年で葡萄の成熟も早かった。
特に病気の被害などはなかったが乾燥によって水分が少なかったので若干収穫量が減少した。
気候的には2003年に近いが収穫時期を早める等の対策をしたので当時よりは収穫量は多い。
ワインとしては色調が濃くとても凝縮したパワフルなヴィンテージ。
近年では2015年や2018年に似ているが、
2015年のほうがよりタニックだったし、2018年はもっと色調が淡かった。
いずれにしても長熟タイプのヴィンテージと言えるだろう。
2015
7月までの暑さと乾燥によるストレスで葡萄の成熟が停滞。
しかし8月に入るとコンスタントに雨が降ったので
最終的には素晴らしい成熟具合になった。
ウドンコ病が少し発生した区画もあったが健康状態も概ね良好。
葡萄の粒は小さいので収穫量は例年の20~25%減だが、
ジューシーで肉厚なたっぷりとした味わいになっている。
2014
1~2月は雨が多かったが3月に入ると天候が回復してとても乾燥した。
その後も乾燥した天候が続いたが夏は降水量が多く湿度が高かったので病気のリスクがあった。
幸い8月末には天候も回復して畑も乾燥したので葡萄の成熟や収穫量には大きな影響は出なかった。
収穫は9月24日からで最終的には例年の10~20%減の収穫量だった。
酸味が柔らかくフルーティさが前面に出ているのでとても飲みやすいヴィン テージになっている。
レビュー
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