説明
SILEX
シレックス
1985年から造っている、当ドメーヌで1番古いアイテムです。
所有畑は醸造所の裏手にある東向きの区画と、
村はずれにある北東向きの区画が中心で広さは約4haほどになります。
粘りの強い粘土質の土壌に大きなシレックスが地表だけでなく地中深くまで埋まっています。
ほとんどが樹齢80年の古木です。
土壌と環境を尊重し、父の故ディディエ氏が1989年から続けてきたビオディナミを引き継いでいます。
畑の区画によっては馬で耕作を行い、出来る限り機械は使わないような栽培方法が採られています。
葡萄は畑で選別作業を行いながら手摘みで収穫されます。
醸造所の2階にある除梗機で100%除梗。
1階にある空圧式圧搾機でプレスし、地下のタンクへ葡萄果汁が運ばれます。
この間の葡萄の移送はすべて重力によって行われます。
そして醗酵前に果汁を冷やし、不純物を取り除くための澱引きを密に行います。
樽でのアルコール醗酵には純正培養酵母が使われ、新樽と1~3年樽をそれぞれ25%ずつ使用。
樽の種類も特注のシガールと呼ばれる300ℓの樽とドゥミ ムイと呼ばれる600ℓの樽を主に使用し、
澱に触れる面積の違いによって味わいにも違いが出るようにしています。
12ヵ月の醗酵、熟成後にステンレスタンクでアサンブラージュをしてさらに8ヵ月熟成させます。
骨格がしっかりとしていて厳格な印象。
ハツラツとした酸味と凝縮した旨味。
シレックス土壌からくる鉱物的なミネラルを存分に味わうことが出来るワインです。
飲む時のお薦めグラス
グラス底部が丸い風船型のグラス。
大粒のシレックスで覆われているシレックスの畑
シガール(横長の樽)
試験的に導入している卵型の樽
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