地所:ブルゴーニュ地方 コート ド ニュイ地区 シャンボール ミュジニー村
分益小作で所有畑ではありませんが栽培から全てドメーヌ ジョルジュ ルーミエの当主、クリストフ ルーミエ氏が手掛けています。
葡萄の木の仕立ては片翼ギュイヨ方式で除草剤や化学肥料などは使わない減農薬農法を取り入れています。1株につき8房に制限して葡萄の質を高め、除葉をしっかりして畑の風通しを良くし、葡萄の腐敗を防ぐことに注意しています。また、収穫時期についてもあまり葡萄を成熟させずにある程度フレッシュさとミネラル感が残るように心掛けています。
収穫は全て手摘みで行われ、選別は畑と醸造所とで2度行います。特に醸造所での選別は厳しく行い、健康状態と成熟具合の良い葡萄のみ残します。除梗の割合はヴィンテージとアペラシオンによって違いますが、葡萄の梗はワインにミネラル感を与えるため、酸味の軽いシャンボール ミュジニーのワインの味わいを補完してくれるので、概ね70%ほどに留めます。また、梗はワインが若いうちはフレッシュさを与え、熟成にしたがってそれが複雑さに変わるので、除梗をする際は葡萄果汁と梗とのバランスを重要視しています。そして葡萄はコンクリートタンク(アペラシオンによってはステンレスタンク)に移され、約11℃で低温浸漬を10日間ほど行います。そして1日2回櫂入れ及び液循環を行いつつ、約2週間かけて自然酵母でアルコール醗酵が行われます。その後、空圧式圧搾機でプレスしてワインは樽へ移されます。新樽率はアペラシオンごとに違い、15~40%程で16ヵ月ほど熟成させます。白ワイン以外はコラージュ、フィルター共に行いません。
RUCHOTTE CHAMBERTIN GRAND CRU
リュショット シャンベルタン グラン クリュ
品種:ピノ ノワール100%
広さは約0.5haでリュショット シャンベルタンの区画のちょうど中央付近に畑があり、凝縮した力強い味わいの中に深みと繊細さもあり、ミネラル分が豊富でエレガントなワインです。下記のシャルム シャンベルタンよりも獣臭が強く出て筋肉質で直線的な味わいになる傾向があります。
CHARMES CHAMBERTIN GRAND CRU
シャルム シャンベルタン グラン クリュ
品種:ピノ ノワール100%
シャルムの区画のやや北寄りに畑があり広さは約0.2haで、桃のような華やかな香りと繊細で女性的な印象がありますが、やはりジュヴレ シャンベルタンの要素が入るのでシャンボール ミュジニーのワインよりも力強くしっかりとした飲み応えがあります。